新築マンションは、高い防災性能を備えるようになっています。新築マンションは、改正建築基準法のもとで、耐震強度についても細かいチェックを受けて建設されています。建築確認申請に時間がかかり、新築マンションの着工が遅れるなどのトラブルが生じましたが、それは新築マンションの計画段階で厳しいチェックを受けるようになった証拠でもあります。新築マンションの確認申請の手続きの迅速化はとても重要ですが、厳格な審査は消費者にとって歓迎すべきことでもあります。
新築マンションの防災設備として、各戸のインターホンを通じて緊急地震速報を伝えるシステムがあります。これは、地震発生時に気象庁から出される「緊急地震速報」を光回線でマンションに送信するため、地上デジタル放送などよりもタイムラグがなく、新築マンションへのサービスを専門にする会社もあります。同時に、地震が来る前にエレベーターを適切な位置で止める危機管理機能も新築マンションに導入する動きをすすんでいます。現在、新築マンションに導入されようとしているこのシステムは、地震の揺れが到達する前にインターホンを通じて音声と表示で居住者に知らせます。インターホンは常に電源が入っているために、テレビやパソコンよりも情報を確実につかむことができます。
新築マンション 内の設備と、このシステムを連動させて、地震発生前の自動制御により、エレベーターの最寄り階での停止や扉のオートロックを解除できるようにするなど多方面で役立つものです。また、もし、こうした緊急地震速報を利用した停止システムが間に合わず、エレベーターが止まった場合にそなえて、新築マンションなどのエレベーター内に備える防災キャビネットも装備されるようになっています。ここには、懐中電灯付きのラジオや非常用の飲料水と食料、簡易トイレ、救急用毛布などが格納させるようになっています。
新築マンションでは、このような設備を導入するというコンセプトがはっきりしていることが多く、新築マンションの管理組合も、こうした基本にそって、様々な共用設備を導入する新築マンションも少なくありません。断水に備えて、マンホールを利用して簡易トイレをつくることができる新築マンションもあります。
新築マンションでは、災害時でも水の供給が可能な災害対策用小型造水機や万一の非常時に備えてマンション内に非常用備品を揃えた防災倉庫などを設置する動きもあります。 新築マンションの防災設備が充実してきたのは、度重なる大規模災害の経験が活かされてきたからです。